その先にあるもの
coccoが自ら監督をしたPV
「絹ずれ 〜OKINAWA〜」
じいやが入院中のばあやにキスするシーンでいつも泣いてしまう
「あなたは20代を無駄に過ごしたね」
と言われて
そんなことないよ!と強く否定できなかった
無駄じゃないけど、はっきりとしたものを残せなかった
今になってあわてて身につくものなど、そう簡単にありはしないのだから
何度も言われ続けて聞き流してしまった言葉
「想像をかたちにしなさい」
かたちになれず、散らばったままのかけらや粒々
鈍っていく感覚と、増えていく吹き出物。
偶然というやりかたで気づかされることばかりで
その視線に試されている私は、しあわせものなのだと思いたい。